海外からの観光客がどのような店なら利用しやすいのか?という調査によると、”料金がわかりやすく表示されている事とメニューの写真がわかりやすい店”という結果が出ています。
たしかに、わたしたちが海外に行って知らない土地で食事やショッピングをする場合を想定しても、やはり料金と商品が気になるのではないでしょうか。
特に観光地での食事は行動する以上必要ですし、旅の楽しみの一つでもあるので納得いくものを食べたいですよね。
これは提供する側としても同じ思いで、できれば一番食べたいものを納得のいく形で食べていただきたいと考えています。
ん~、それならせめて英語くらいは話せたほうがいいの?って考えてしまいますよね。
そこで今回は、居酒屋では海外からの来店客に英語を使った接客をする必要があるのか?を検証してみました。ご一読ください!
居酒屋で英語を使った接客は必要なの?
居酒屋で英語を使った接客はとくに必要ないと言えると思います。というのも、最近ではインバウンド対応として、観光地のほとんどの店が写真付きで英語、多国語表記のメニューになっていて、注文が指差しで済んでしまうからです。
そして、海外から遊びにくる人たちも、ある程度の予備知識は入れて来ているのが普通です。なので、日本の文化やマナーについて知識ゼロの人はあまりいないでしょう。
日本食が海外で人気になっていることもあり、日本の食文化と食事の作法を知っている方も多くいます。
という背景もあり、来店から退店まで一言も会話はなく(スタッフとお客さんとの)、最後は笑顔で満足して帰っていかれるなんてことも多々あるものです。
しかしここで注意しておく必要があるのは、写真だけではよくわからない場合です。例えばサイズだったり、味付けだったり。
そんな時のために、サイズを表記できるものはあらかじめ書いておいたり、味付けにまで説明が及んでいれば完璧だと思います。サイズを聞かれたら、実際のグラスや器を見せてあげるのも一つの手なので参考にしてみてください。
英語メニューがない場合はどのように対応するの?
もし店舗に英語表記のメニューがない場合は、接客で対応するしかありません。最近では翻訳アプリも多数あるので、スマホで対応するのが無難だと思います。
それでも最初はうまくいかない場合もあると思うので、最低でも最初の挨拶、注文、お会計時の際のコミュニケーションの言葉くらいは覚えておくと良いでしょう。
一応、義務教育で英語を習っているので、とっさに口から出てきたりするものです。だから少しは会話ができると思います。
それと笑顔は世界共通なので入り口で笑顔を見せるのは大切です。とくに海外の方は入り口で緊張していると思うので、ウエルカムな笑顔で対応し緊張をほぐしてあげましょう。
最初が好印象であれば、あとで少しミスをしても、だいたいはうまく流れていくものなんです!
海外のゲストの対応で気をつけること
居酒屋のような業態で気をつけなければいけないのは「お通し料金」があることです。
日本人でお通し料金に対して文句を言う人はほとんどいないと思いますが、お通し料金という文化が無い海外からのゲストには、理解できないという方もいます。
実際何度もお通し料金については議論になった経験があるのですが、最終的に納得できない場合は店から出ていかれました。
ポイントとしては、最初にお通し料金があるという説明をすることが重要です。
会計時にお通しの事を聞いていないとなると、話がややこしくなるので、必ず最初に説明してください!もし英語でまくしたてられるという事にでもなると対応が不能になります。
または、最初からお通しを付けずにお通し料金も取らないというスタイルも選択肢の一つだと思いますね。
まとめ
海外のどこかの国の言語に対応するということは、かなり良い勉強になりますよねー。
英会話教室やオンライン英会話では、お金を払って英語を学んでいるのに、店舗ではお金を貰って英語を学べる、しかも生きた英語を学べると思えばこんなラッキーな事はないでしょう。
物事をポジティブに捉えていくと、接客も前向きになっていくと思います。そしてそのうち、店ではなくてはならない存在になっていくものなんですよ。
コメント